小林素子 Cooking Salon
~~料理は神様とのコラボレーション~~
自然の恵みに私の手を加え、人をも私をも幸せに。
そんなテーブルを調えたい!
世界で体験したバラエティーに富んだお料理を、
動画レッスンで発信。シリーズ「私の料理で巡る世界の旅」は一周を終えて帰国ました!
目次から動画へどうぞ。
続く動画シリーズは「お料理周辺の小さなヒントとスイーツ」目次から動画へどうぞ。
小林素子の料理教室と、本、生活を楽しむ会をご紹介します。
醤油麹で作るスーパー醤油とスーパー味噌 [作って置くと便利な物]
一時塩麴や醤油麹が流行りましたね。皆様はお使いですか?
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私は、醤油麹を重宝して使っています。
でもあのつぶつぶが苦手で、煮物に使うと見た目にもカスみたいなものが
材料にまとわりついて美しくないと思うんです。
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それで、液体とつぶつぶを分けるようにしました。
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そうすると液体は スーパー醤油、
つぶつぶをペースト状に潰すと スーパー味噌となります。
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麹200gと醤油600㏄で作ります。
(お醤油は袋に掛かれた量よりはるかに多いです。)
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近所のスーパーで手に入ったのはこれ。
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乾燥した米麹が四角くしっかり固まって入っています。 ↑
袋ごと良く良く揉んで
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↓ バラバラに
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完全にばらばらの粒にして、ボウルに入れます。
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お醤油を注いでひと混ぜして蓋をし、一日一回空気に触れさせる様に混ぜます。
冬なら10日ほど、夏なら一週間ほど室温に置きます。
することはこれだけ。
p ↑ 当日 ↑ 翌日
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粒々が指先で簡単に潰れるようになったら出来上がり。
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p ↓ 一週間後 これで良いでしょう。
ここまでは、お醤油の量以外は袋に書いてある通りをしました。
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その後、私は液体とつぶつぶに分けます。
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約300㏄のスーパー醤油と、460g強のスーパー味噌が出来ました。
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スーパー醤油は普通のお醤油に、スーパー味噌は普通のお味噌に
それぞれ味醂とお酒を足したようです。
ですから、煮物にはスーパー醤油一つで間に合います。
私の家では、みんな油揚げをこれで煮た稲荷寿司が大好きです。
スーパー味噌は、冷奴に、ぬたや茹でた野菜の和え物に、
魚料理ならなめろうやお魚の味噌漬けを作るのに、と、このまま、
又は用途によってお酒でのばして、色々に使えます。
但し、甘味があるので、私はお味噌汁には使いませんが・・
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こちらは、10秒チキン丼
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出来上がった10秒チキン⇒をビニール袋に入れ、茹で汁少々とスーパー味噌を
入れて揉み、一時間から一晩置く。
後はご飯に、さいころに切ったチキン、小葱、生玉子、七味、
お好みなら紫蘇、みょうが、白髪ねぎなど・・・
更にスーパー味噌を少し乗せて、良く混ぜて下さい。
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この丼ご飯、スーパー味噌が無い方も、普通のお醤油と味醂又は、
味醂で溶いた普通のお味噌でも出来ますよ。
お試しください。
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基本のトマトソース [作って置くと便利な物]
先日、真っ赤に熟し過ぎたトマトを安く手にいれましたので、基本のトマトソースを作りました。
これは、パスタにもシチューにも、ステーキやお魚のソテーのソースにもとても重宝します。
ケチャップとしても使えます。
夏になって少し痛んだくらいのトマトが沢山手に入ったら、是非作り置きして下さい。
今の季節なら、サラダ用の立派なトマトよりは水煮の缶詰の方が向いていますし、
お値段もずっと安くつきます。
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以下の材料は、缶詰なら400gの一缶、生なら600gぐらいを基準にした分量です。
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トマト 1缶 又は生600g 芯と皮を取る
玉葱 中1/2個(約100g) みじん切り
セロリ 1/3本(40g) みじん切り
にんにく 1片 潰す
オリーブオイル 50㏄
赤ワイン 200㏄
塩 小さじ1
胡椒 適宜
ローリエ 2枚
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トマトが白っぽく粉を吹いていますでしょう? 冷凍が解けて来ているからです。
私は、加熱して使うトマトは冷凍庫に保存します。ちょっと室温で出して置けば、
するするっと気持ち良く皮が剥けますので、お薦めです。
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但し、絶対に固い内に包丁で切ろうとしないでくださいね。
しっかり固まっている物に強い力で包丁をたてるのは、大けがの元です。
解けてくると、シャリシャリしてとても良い切り心地ですよ。
ついでに、トマトのシャーベットを一切れお毒見。美味しいです!
p オリーブオイルでにんにくを炒める。
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にんにくの香りがして来たら玉葱、セロリとお塩も。
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充分に火が通って量も減って来たら
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トマトも入れて炒める。
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トマトが解けると沢山の水分が出る。
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赤ワインとローリエ、胡椒も入れて煮る。
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約30分煮てトマトソースの出来上がり!
今後のレシピで利用例も登場します。
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始める前の材料は1000g。出来上がりを計ったら350gでした。
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トマトはとても栄養豊かな野菜です。
アレルギーや紫外線対策、動脈硬化、癌予防始め様々な効用が期待されているリコピンは、
油と共に加熱することで、吸収されやすくなります。
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そしてトマトには旨味成分があるのです。
つまりお出汁なるということです。
お湯で薄めて塩、胡椒すれば、簡単なスープになります。
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1㎏が350gに濃縮されたこんな素晴しい物を、作らない手はありませんよね!
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ついでですが、
セロリを使いました。
葉は、熱湯をかけてみじんに刻み、
お醤油をちょっと垂らして混ぜる。
炊きたてのご飯に乗せて、
とっても美味しいですよ。
捨てないでね。
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その3 10秒チキン [作って置くと便利な物]
社会を支えて下さっているいる全ての方に感謝致します。
学校がお休みの今、
思い立ったらすぐに作れる簡単なレシピを公開して参ります。
何にしようか困った時にご覧いただけたら嬉しいです。
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今一緒にお料理している小学生の孫が、
よちよち歩きの頃に書いていたものです。
こちらのレシピもご覧になって下さい。
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クレープパーティーの動画で孫が「おばあちゃんが作ったサラダチキンみたいなもの」と
紹介していた、そのサラダチキンみたいなもの。
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そもそも、「ドイツ再発見」のめぎさんのブログ(更に遡るとネムさんのブログ)で8年前に
出逢い、「10秒チキン」と言う名前で我が家にすっかり定着しました。
鶏の胸肉のお料理・・と言うより、調理法です。
料理教室でも、知人友人の間にも、散々拡散させて喜ばれて来ました。
めぎさん、ムネさん、有り難うございました。
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様々な理由で再び取り上げて、皆様にお伝えしたいと思います。
様々な理由とは、
材料はどこででも入手可、超経済的、低カロリーで健康的なタンパク質、簡単、作り置き可、
和洋亜様々な料理に応用可、と、良い事づくめです。
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鍋に湯を沸騰させ、塩を適宜刷り込んだ鶏の胸肉を入れて10秒沸騰を続ける。
(10分ではなく10秒です。)
火を止めて30分以上置く。
出来上がり。
これだけです。
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これでちゃんと火が通るんです。
ガンガン煮ていないので、しっとりしてとても美味しい。
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わさび醤油でも、ドレッシングでも、様々な調味料が合います。
これはお醤油味のものです。
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チキンが充分にかぶるたっぷりの湯。
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お鍋から引き揚げて、茹で汁、白ワイン、ハーブなどと一緒に袋に入れて保存しても良し。
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お醤油、茹で汁、長ネギ、生姜でマリネーしても良し。
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この様に付け込む場合には、生肉にお塩を振らずに茹でれば良いので、更に簡単です。
私が一番好きな食べ方は、厚めにスライスし、とんかつの様に揚げるもの。
衣にカリッと火が通ったら終わり。すぐに出来ます。
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★注意:凍ったものは必ず解凍して室温にしてから。
暑い季節には、火を止めた後長く放置し過ぎないこと。冷めたら冷蔵庫へ。
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その2 じっくり炒めた玉ねぎ [作って置くと便利な物]
社会を支えて下さっているいる全ての方に感謝致します。
学校がお休みの今、
思い立ったらすぐに作れる簡単なレシピを公開して参ります。
何にしようか困った時にご覧いただけたら嬉しいです。
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今一緒にお料理している小学生の孫が、
よちよち歩きの頃に書いていたものです。
こちらのレシピもご覧になって下さい。
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玉ねぎは不思議な野菜です。
生ですと辛くて刺激的ですが、じっくり火を通すと甘くて優しくてとろ~として・・・
こんなに違った効果を料理に加える野菜も珍しいかも知れませんね。
私は両方好きですが、今日はとろ~の方をご紹介します。
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薄くスライスした玉ねぎを、ただひたすら炒めるだけです。中火で、決して焦らずにじっくりと。
4~5個を炒めるのに3~40分かけます。
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これは、フレンチオニオンスープのベースです。
また、野菜を使ったどんなスープにも、シチューやカレーにも、ベースとして使うと、良いお出汁と
なってとても美味しく作れます。
少量のスープで煮て更にとろ~とさせて、ソテーしたお肉や魚のソースに。
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できるだけ薄く切って(その方が早く火が通るから)
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サラダオイルを多めに入れて
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ひたすら炒めます。
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このくらいになるまで。 油と玉ねぎが分離してきたらOK。
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泣かずに玉ねぎを切る方法があります。
買ってきたらそのまま冷凍する事です。
使う時は半解凍で切ること。シャリシャリしてとても切り心地が良い上に、全く汁が飛ばないので
目を刺激しません。
更に、解けると組織が壊れてくた~とするので、火の通る時間が各段に短い。
但し、凍って硬い物を無理してスライスしないこと。ケガするもとです。必ず半解凍にしてから。
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地味ですが、絶対に利用価値あり!
お試し下さい。
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タグ:玉ねぎ
その1 魔法のガーリックオイル [作って置くと便利な物]
社会を支えて下さっているいる全ての方に感謝致します。
学校がお休みの今、
思い立ったらすぐに作れる簡単なレシピを公開して参ります。
何にしようか困った時にご覧いただけたら嬉しいです。
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今一緒にお料理している小学生の孫が、
よちよち歩きの頃に書いていたものです。
こちらのレシピもご覧になって下さい。
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これ自体が完成した料理ではなくても、作っておくと便利な物ってありますよね。
今日はその一つをご紹介します。
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ただ、ガーリックをオリーブオイルで炒めるだけです。
もし、イタリア料理、スペイン料理がお好きなら、お使い頂けると思います。
パスタ、ピッツァ、リゾット、お肉やお魚のソテー、サラダetc.
要するに和・洋・エスニック、何にでもトッピングすると
お料理の味がぐっと引き立ちます。
オリーブオイルはお醤油に馴染むので、これも玉子かけご飯にも合いますよ。
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皮を取り、みじんにしたガーリックにオリーブオイルをひたひたに注ぎ
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弱火で徐々に熱します。
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時々混ぜながら炒めます。
このくらいで火を止めると、 余熱でここまで。
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上の左の写真くらいまで炒めますが、火を止めても油ですから
余熱でどんどん焦げて行きます。ちょっと早いかな…
くらいで止めて下さい。
冷めたら瓶などに入れて保存してください。
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★写真の様にきつね色にしっかり炒めること。
でもとても焦げやすいので、全体に色づいてきたら絶対に油断できません。
焦げたら苦くて捨てることになります。
ここまで油で火を通すと、食べたあとに臭みが残りません。
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★写真は大二個分ですが、これだけ刻むのは大変です。
こんな潰す道具があると便利です。
握りしめると格子に穴の開いた底から、粉々になって
出てきます。
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★ついでですが、にんにくの臭いの付いた手を洗う時は
最初からごしごしこすらないこと。皮膚に臭い成分を
刷り込んでしまいます。
まず水を充分にかけて臭い成分をできるだけ流し、そ
れから普通に石鹸で洗います。
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にんにくの皮がとっても美しかったので・・・p
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