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小林素子 Cooking Salon
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~~料理は神様とのコラボレーション~~

自然の恵みに私の手を加え、人をも私をも幸せに。
そんなテーブルを調えたい!

世界で体験したバラエティーに富んだお料理を、
動画レッスンで発信。シリーズ「私の料理で巡る世界の旅」は一周を終えて帰国ました!
目次から動画へどうぞ。

続く動画シリーズは「お料理周辺の小さなヒントとスイーツ」目次から動画へどうぞ。

「トラたんシェフのお料理日誌」もどうぞよろしく。
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小林素子の料理教室と、本、生活を楽しむ会をご紹介します。

「春休み 親子マナー教室」のご報告 [皆様へ]

今月初め、「親子マナー教室」を開催しました。

テーブルマナーの実践は、オードブル、スープ、魚料理、お口直し、肉料理、サラダ、デザートの
フルコースで。

DSCF3679.JPG

マナーについての座学もありました。
こんな風に・・・

    マナー、エチケット、礼儀作法
    その元になるのは、「人に対する心遣いと、自然を愛し物を大切にする心」、ではないかと思います。
   もしあなたがマナーでどうすれば良いか判断に迷ったら、そのことを思い出してください。
   多くの場合おのずと答えが得られるでしょう。

    例えば、スープをいただく時、ズルズルと音を立てれば、隣の人に耳障りです。ですので立てるべきでは
   ないでしょう。でも、スプーンを手前から奥へ動かそうと奥から手前に動かそうと、となたにも迷惑にはなら
   ないし、物を粗末にする結果にもならないでしょう。ですからどうでも良いのです。

    まず、その様に大雑把に捉えましょう。

    とは言っても、テーブルマナーの様に整った形式が存在しているものは、知っている方が自分自身が
   リラックスして食事を楽しむことが出来ます。ですので、後ほどお食事しながら実践しましょう。

    今日は料理教室でのマナー講座ですから
     1、料理する立場でのマナー
     2、サービスする立場でのマナー
     3、いただく立場でのマナー
         の、全部を考えなければなりません。   

    これらを冒頭の「人に対する・・・ 」に照らして見ると、具体的にはどの様なことになるのでしょうか。

   1、料理する時には、食べる人への配慮を。
        美味しく、見た目に美しく、温かい物は温かく、冷たい物は冷たく。
        食べ易い形状にすることも大変重要です。
               そして材料を無駄にしないこと。

   2、サービスする時には、食べる人が食べ易い様に・・・
        テーブルと椅子の高さのバランンスや食器の配置を考えます。
        また、美味しく作られた料理を美味しく食べていただける様、美しく盛り付ける。
        そして何を欲しているのか察することが出来る様、相手とテーブルを良く見ること。

   3、いただく時には・・・
        同席している人や、レストランなどでは近くのテーブルの人が不快になる様な大声や
        大きな食器などの音は避けるべきでしょう。
        一つのお皿にあれこれ盛り過ぎれば味が全部混ざってしまいます。
        これでは一つ一つ丁寧に作って下さった方に大変失礼です。
        自分のお皿に取った料理を食べ残すことも避けたいですね。

        万一同席のどなたかに、飲み物をこぼしたりフォークを落としてしまったりがあったとしても、
        騒がずさりげなく対応することです。
        人に恥ずかしい思いをさせることは品のないことではないでしょうか。


 そして自分の立ち居振る舞いが美しいものであるか、さりげないものであるか、いつも自問して下さい。

 日本には茶の湯(茶道)と言う、世界にほこる文化があります。マナーと美しい所作を世代から世代へと伝えることの出来るすばらしい文化です。その茶の湯のお作法にしても、西洋のテーブルマナーにしても、一つ一つの所作や食器の配置には元来理由がありました。時代と共にそれらの理由が忘れられたり、現代の生活様式や時間感覚に適合せずすたれたり、時代にマッチする様に加えられたりして様々な変化があるのがマナーだと思いますが、自分や自分の世代の都合ではなく、他者と他の世代と自然に対する心づかいによって変化して行くものであって欲しいと、深く思います。


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